51:第九章 フロック?

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少し風が出てきたようだ・・・・
先程から降り続いている雨はさほど強くはないが
シトシトと体の芯まで凍らすように冷たい。

輝幸は、まだ不調から完全に立ち直ってはいなかった。

そんな彼に今日の雨は、とても辛いものであった。

兵庫県、生野銀山湖・・・・・・

山の中にポツンとある、さほど大きくない湖である。
全日本バスフィッシングトーナメントGPもいよいよ大詰め
第五戦を迎えた。

ここ、生野銀山湖は、日本一のランカーレイクとして
古くから知られている。
湖の規模は決して大きくないのであるが
60cmを超えるスーパーランカーが何匹か確認されている。
中でも、現在日本における最大魚である64・7cm 3・9kgという
モンスターも、ここ生野銀山湖で釣られている。

山の中の湖で、交通の便も良くないために、この湖でのトーナメントは
各プロのマイボートではなく、協会が用意した12フィートの
アルミボートのワンメイクレースとなる。
そして、ボートの数や湖の規模の関係上、予選も厳しいものとなっていて
通常は22?25名が予選を通過するのであるが
今回決勝に勝ち進めるのは17名と、より狭き門となっている。

第一戦に優勝している輝幸は、自動的に決勝進出のシード権を獲得していた。
もちろん、ライバル磯村もシード組である。


2008年7月23日(水)

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