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輝幸は黙ったままエンジンを切ると、ボートの前部デッキの
エレクトリックモーターを静かに湖面に降ろした。

ここまで来て同船のプレスが、
「やっぱりマンメイドストラクチャーの方が・・・・」
と言いかけたが、どうせ聞き入れてもらえるはずもない・・・と
諦めて黙ってしまった。

静かにエレクトリックモーターに足をやった輝幸は
2・3分辺りを流して、湖底の様子や水温などをチェックした。
そしてジっと湖面を見つめた・・・・

少しだけ風が出て、湖面にはさざ波が立っていた。
これくらいの波がある方がバスに警戒されなくて好都合だ。

輝幸はニヤっと笑ってプレスに呟いた・・

「すべてがいい方向に向かっている・・・・
  今日は優勝狙って行くよ!」


2008年5月29日(木)

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