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そうなっては釣りにならなかった・・・・

最新の魚探のスクリーンに目をくぎ付けにしてポイントを探すが
初めての湖で、小さなスクリーンを頼りに魚を探すなんて
いくらなんでもナンセンスだ。

しかし、輝幸はこの最新装備にあくまでもこだわった。
俺のハイテクフィッシングは日本一だと信じて疑わなかった。

事実、彼の装備は最先端を行くもので
他のバスプロの羨望の的でもあった。

しかし、装備だけでは釣れない・・・・
と言う事を輝幸は、その装備に溺れるあまり
すっかり忘れてしまっていた。


彼は、本当はそんなこと十分わかっているはずだった。
去年まで・・・そう、トーナメントに参加するまでは
ろくな装備などまるで付いていなかった10フィートにも満たない
小さなボートで、釣りまくっていたのだから・・。


2008年6月29日(日)

NO-FISH・過去記事
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