43:第八章 迷い・・・・

← 42: | fish | 44: →

九月に入ったばかりで、日中はTシャツ一枚で過ごせるとはいえ
早朝の空気は、ひんやりと冷たかった。

奈良県、池原ダム・・・・・
全日本バスフィッシングトーナメントGP 第四戦である。

現在のところランキングトップは、ベテラン磯村省吾。
2位には関西の若手、長谷部進次。
そして、藤野輝幸は不本意な5位というオーダーである。

周囲の声は、第1戦は運よく勝てたが、二戦以降は
全くダメじゃないか・・・
とか、2・3戦は4位、7位と入賞したが、それも装備のおかげだ
とか、やはりこのトーナメントは新人には荷が重い・・
だとか、そういった否定的なものばかり聞かれた。

輝幸本人も心のどこかで、それを認めざるを得なかったが
あくまで自分の装備と釣り方に誇りと自信を持っていた。

ホームフィールドである関西に戦いの場所を移し
しかも、二か月の休養明けである。
輝幸はこの池原ダム湖での第四戦・・・・
相当気合が入っていた。


2008年7月12日(土)

NO-FISH・過去記事
連載小説 ”NO-FISH”| 1:第一章 プロローグ| 2:| 3:第二章 デビュー| 4:| 5:| 6:| 7:| 8:| 9:| 10:| 11:| 12:| 13:| 14:| 15:第三章 ミラクルバシング| 16:| 17:第四章 ライトゲーム| 18:| 19:| 20:| 21:| 22:| 23:| 24:| 25:| 26:| 27:| 28:| 29:| 30:| 31:第五章 ハイテク バシング| 32:| 33:| 34:| 35:| 36:第六章 リトルアングラー| 37:| 38:| 39:第七章 老人| 40:| 41:| 42:| 43:第八章 迷い・・・・| 44:| 45:| 46:| 47:| 48:| 49:| 50:| 51:第九章 フロック?| 52:| 53:| 54:| 55:| 56:| 57:| 58:| 59:| 60:| 61:| 62:| 63:| 64:| 65:第十章 最後の決戦| 66:| 67:| 68:| 69:十章 第二節 プレッシャー| 70:| 71:| 72:| 73:| 74:| 75:| 76:| 77:| 78:| 79:| 80:| 81:十章 第三節 懐かしいパワー| 82:| 83:| 84:| 85:十章 第四節 スーパーランカー| 86:| 87:| 88:| 89:| 90:| 91:| 92:| 93:| 94:| 95:最終章 ノーフィッシュ| 96:| 97:| 98:最終話| 99:あとがき| NO-FISH