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輝幸はスピナーベイトをあっさり諦め
ロッドストレージから少し短めのロッドを取り出した。

その先端には緑色の”ゲーリーヤマモト スーパーフラグラブ”が結ばれた。
ストレートワーム全盛のこの時代にグラブではどうか・・・・と思われたが
輝幸は迷うことなくそいつをポイントに叩き込んだ。

3/8オンスのジグヘッドにセットされたグラブは
さっきのスピナーベイトよりも更にゆっくりとフォーリングしていく。

・・・そして何事もなく湖底に辿り着いた・・・・

湖底についたグラブを輝幸は、まるで湖底にへばりつく
”ゴリ”のように演出する。
いかにも旨そうな、すばらしいワームアクションである。

ワームアクションに大胆さは禁物である。
出来る限り同じ場所に留めて、ゆっくりじっくり
バスを誘うことが大事である。
こういった繊細さをも輝幸は持ち合わせてはいたが
決して得意とするところではなかったが・・・。

数投のキャストを繰り返すが、今だにバスの反応はなかった。
こんな時に焦ってはワームの動きが平凡になって
バスにすぐそれと気づかれてしまう。

こんなタフな状況であればあるほど
落ち着くことが肝心である・・・。


2008年6月17日(火)

NO-FISH・過去記事
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