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彼がまだバスフィッシングを始めた頃・・・・
ハイテクを駆使してトーナメントに勝ち続けていた
磯村省吾は、憧れの的であった。

そのハイテクを手にした今、磯村を一番にライバル視するのは
当然であった。
(もっとも周囲の人間は磯村の足元にも及ばないと思っていたが)
ともかくも、バスプロとしての第一歩を踏み出した輝幸は
いきなりマスコミに囲まれるような状況にまでなったのである。

事実今日のスタート前など、第一戦では考えられなかった程
報道陣が集まったし、また彼に期待する声もかなり聞かれた。

そういった状況を輝幸は心底楽しんでいたし
また第一戦の見事な勝ちっぷりは十分に人々の関心を
集めるに値するものであった。


2008年6月10日(火)

NO-FISH・過去記事
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