嗚呼メイドインジャパン

正月に嫁の実家に行った時のこと・・・・。

甥っ子のちはや君がいるので、実家には
おもちゃが溢れている。

新しいおもちゃに混じって、なんとも懐かしいのが
何個かあった。

義理の弟の子供の頃のおもちゃを大切にとっておいたらしい。
素晴らしいことだ!

ランボルギーニ カウンタック LP400
(いや・・これはLP500か・・・)
090103_1632~0001.jpg

そして、シボレーコルベット
090103_1630~0001.jpg

よく、とっておいたものだ。

甥っ子のちはや君は、無類の車好き。
ブーブーちゃん、ぶーぶーちゃん・・と車のおもちゃを
与えておけば機嫌がいい。

血を引いてるんやね・・・。

さて、最近のおもちゃは殆どがメイドインチャイナ・・・。
なにも、すべての中国製が悪いという訳ではないし、
日本企業も中国の生産がなければ今のところやって行けない・・。
(これもどうなる事やら・・・)

ただ、中国の製品の質の悪さはご存じのとおりだし
(あくまで私見ですが・・・)、不良品混入率もピカイチだ。

この頃・・・1970年・・・・
おもちゃも、なにもかもメイドインジャパンだ・・。
090103_1631~0001.jpg

こんなおもちゃでさえ、40年を経過した今でも
実に、実にしっかりしている。
どこも壊れていない。

しかも、ケースに入れて大事に取っておいたのではない。
おもちゃ箱に乱暴に放り込まれ、そして男の子の手によって
放り投げられ、ふんづけられ、挙句の果てには
壊そうとむしり取られ・・・・というような環境に
二代に渡ってさらされているのに、どうだ!
この堂々とした体躯は・・・!

傷だらけでも、美しい・・・と感じた。
そして、職人の誇りを感じる。

こういう誇りが戦後の日本経済を支えていたのだ!

今の若者よ!
効率ばかり追い求めないで、誇りある地道であれ!


2009年1月 8日(木)