花街の蕎麦屋

人間とは、よほど麺類が好きよのー。

いやいや、一部の人だけか・・・・。

麺を食わない日は無い!・・・とは言わないが
食わない週は無い!・・・これは断言できる。

うどんであったり・・・(これが一番確率高し)
ラーメンであったり・・・・
蕎麦であったり・・・・。

前にも書いたけど、蕎麦っちゅうのは素人が打ったり
市販のものをちゃちゃっと湯がいたりしたものは
蕎麦とは呼べない・・・(俺の中で)

あの、ツルっとしたのど越しや、しゃきっとした歯ごたえは
やはりそれ相応の店に行かんといかん。

そうそう、蕎麦はやっぱりザルですな。
あったかい蕎麦も、まぁ旨いっちゃあ旨いけど
やはり歯ごたえ・・・という重要な部分でザルに及ばない。

さておき、祇園の街をウロウロしていると
(別に飲んだくれてる訳ではない・・・・いや・・その場合も多いが・・・)
妙に小腹が減ってきて、ついフラフラと入ってしまう店がある。

ありがたいことに、遅くまでやっている。

石臼挽蕎麦・酒 三文銭だ。

別に、得意先だ・・・とかじゃない。
ただ、週一とは言わんが、よく行く。

入ると、いつも”本日の蕎麦、〇〇県産”と書いてある。
で、いつも決まってわざとぶっきらぼうに”大ざる”と注文する。

例のうどん屋とちがって、女将は非常に丁寧に
”ざるの大盛りですね”と返してくれる。
俺が”大ざる”と注文するのは、なんとなく通っぽいからだ。
虚勢を張っているのだ。

さて、ここは本格蕎麦屋・・・・
何度も引き合いに出して悪いが、いつものうどんやのように
数秒で出てくる・・・なんて事は決してない。

出された蕎麦茶をすすり、しばし待つ・・・。
エエ店なのに、俺が行く時にはたいてい暇な感じだ。

で、お待たせいたしました・・・の声と共に”大ざる”が出てくる。
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で、本当の通はまず出しを付けずにツルっと行くんだろうけど
俺は、偽物の通なので、いきなりドボっと出しに漬けて
ズズズーっと行く!

わざとデカい音を立ててズズズーっと行く。

うんうん・・・ちょっと酔った感じの身体には染みる旨さ。
いやいや、酔ってなくても旨い。

僕の中で、最高評価の蕎麦ではないけれど・・・(失礼)
場所と言い、時間といい、それはそれで最高の部類なのだ!

あぁ、麺類喰いたい・・・・
いつものうどん屋行ってこよっと。

三文銭
 〒605?0073
   京都市東山区祇園町北側347
    075?525?7101

     PM18:30?AM2:00

祇園通ならすぐわかる場所なんだが・・・・
中末吉町です。
花見小路から、富永に東に入って
一筋目を左・・・・
中末吉に右に曲がる、その角です。
わからんかったら、電話で聞いてんか!


2008年10月16日(木)