可能性の文学

僕には全く文才がない・・・・涙・・。
そして、学もない・・。

文学・・・非常に興味深い学問なんだけど
ついぞ一歩も踏み入れていない。

受験で文学史など強制的に勉強させられたけど
身につかなかった。

いっぱしの教養というか、一般常識として
文学者の名前と代表作くらいは
覚えておきたい・・と思って頑張って勉強したな・・・
で、今でも覚えてるんだけど、恥ずかしながら
その本を読んだことがない。
ソウセキ・・・トウソン・・・ダザイ・・・
むむぅ・・・。

ずいぶん前になってしまうけど・・・
大事な友人から、これまた大事な本を借りた。
借りたというか、借りることになった・・・。
その友人にとっては、本当に大事な本で
ボロボロになったその初版の文学の表紙には
”可能性の文学 織田作之助”とあった。

ひも解いてみると、難しい漢字がたくさん・・・
昔の文学なので、今の当用漢字とちがうのだ。

よっぽど集中力のある日でないと読めない。

で、読み進んでみる・・・。
むむぅ、なんとなく解る。
そう、なんとなく解るんだけど・・・
よく喫茶店などで、文学について解釈の違いで
高次元な口論を交わす論客・・・みたいなイメージを
思い浮かべるが、俺にはそんな力などない。

でも、ほんとうになんとなく・・・なんだけど
文学ってやっぱり興味深いもんなんやなって・・・
だからといってこれからダザイやトウソンを読むわけではない・・・
ましてや”にーちぇ”や”とるすとい”なんて一生目にしないだろう。

でも、その文学に少しでも触れさせてくれた友人に感謝だ。

ただ、文学と違うんだろうけど俺小説なんかを
読むのは好きなんやけどね。

読むって大事やんね。
で、没頭できる。
ふと気付くと朝・・・みたいな経験はよくある。


2008年5月10日(土)