はしご酒

以前にも書いたけど、俺の場合

特に祇園方面に飲みに行くと、ほぼ100%はしご酒となる。

昨日は特に雑誌の取材で、テーマはずばり”はしご酒のススメ”

当然俺自身もはしご酒となるのである。

一軒目、エル・テソロ。

若手バーテンダー期待の旗手 大塚氏のバーである。

そこで雑誌社の美女二人にインタビューを受け、撮影される。

その美女二人を待つ間にすでに生ビール二杯と、ウイスキー一杯。

で二人が来てさらにウイスキー一杯で、撮影中にさらにもう一杯。

インタビューもだんだん調子に乗ってくる。

で、インタビューや撮影も無事終わり本来ならここで解散というところだけど

テーマがはしご酒で、目の前には美女二人・・・・。

ここは誘うしかない!!!!!

じゃ、これから実際にはしご酒にご一緒しましょう!!と

一応下心無し!(ここは強調ね)で誘ってみる。

美女ふたり・・声を合わせて”これからまだ仕事ですから!”ときっぱり・・・涙

大変なのね・・・雑誌の編集。

で、仕方無しにトボトボと祇園のまちをウロウロ・・・ウロウロ・・・

鬱陶しい雨も降ってきた。

祇園で長くやってる”山内”にたどり着く。

もぐりこんで、またもやスコッチを注文。

たまたまお客様がいらっしゃらなかった事をいいことに

マスターの山内さんと話し込む。

祇園らさしさ、バーテンダーらしさ、京都らしさについて

いろいろと勉強させてもらう。

いつものグレンモレンジが少々苦く感じる。

いや、それは不味いっていうんじゃなくて、この話を

しっかり頭に残したい・・・と思ってね。

で、またもやふらりと店を出て、さぁ今日はもう帰ろうか・・・。

トボトボ・・・・ふらふら・・・・・

あかん、脚が”KUGEL”の前で止まってしもうとるがな。

時計に目をやる・・・・うん、まだ11時や。

まだ早い!と自分に言い聞かせKUGELに続く銀色の廊下を足早に

歩いていく。

その足音にマスターの西田さんも来客に気付いていたと見え

笑顔で迎えてくれる。

西田さんは今日東京から戻ったばかり。

話題の東京ミッドタウンの”可不可”のドリンク・バー部門をプロデュース

されていて、毎週東京と京都の往復だ。

若い大石君と、この前の花見の話題で盛り上がり

(記事にある池の真ん中で吼えるのは、この大石君です)

西田さんと東京の経済事情について他のお客様も交えて

お話する。

気付けばもうシャンパン3杯目か・・・・。

時計に目をやると当然12時を超えておりますな。

”んー、ここで帰らへんかったら朝までやな”と予感した俺は

断腸の思いで(大袈裟やねん・・・俺)おあいそ!

これまた、ふらふらとKUGELを跡にする。

で、祇園街を雨に降られてフラリフラリ・・・。

あかん、いっぱい看板が出とる・・・。

SATONAKA・・・ペルシュワール・・・・ROUND・・・・グランジ

・・・ナイン・・・・八咫・・・・・なんぼでもあるやんけ・・・

あかんあかん、今日は帰るぞ・・・となんとか家路に着いたのでした。

嗚呼、美味い酒達・・・・。

上手い人達・・・・・・。

巧い店・・・・。


2007年4月25日(水)