伏見ー大阪

昨日はいろいろ飛び回って面白かった。

まず朝には伏見の酒蔵へ。

おなじみ”西山”のお酒の出来具合を見に

”招徳”さんへ・・・・。

この時期蔵人は一番忙しいので、一般の方は

もちろん蔵には入れないことが多いのですが

ありがたいことに、歓迎していただけました。

でも、皆さんさすがにぴりぴりして近寄りがたい雰囲気。

070208_1028~0001

一生懸命・・ほんと一生懸命櫂を振るうのは

招徳の若手女性杜氏”大塚真帆”ちゃん。

ほんと、若くて可愛らしい女の子・・。

でも、ほんと鋭い嗅覚を持ってるんです。

最近の招徳のラベルのデザインも可愛くて評判なんだけど

こちらのデザインもこなすんですよ。

(まじでラベル見て可愛いー、と買って行かれるお客様も多いんです)

070208_1029~0001

こちら”五百万石”というお米の麹でございます。

手にとって口に含むと、ほんのり甘い。

こりゃいい酒になりそうです。

でも、農家の西山君曰く

”今年の米つくりは非常に心配だ・・・”と。

異常な暖冬だからです。

ん?冬には米つくりしないから暖かろうが寒かろうが関係ないやんけ・・

と思うでしょうが、そこはこだわりの農家。

暖冬で雪が全然降らないんです。

そうすると、土地の保水量が少なくなって米つくりの時にまで

影響するのだそうです。

それに、これは余談ですが地元の農家のなかには

”不作とか凶作とか言っとる場合じゃねぇ・・・こんだけ暖かいのは

 なにかの予兆や・・・きっと大地震がくる・・”と言ってる農家もいるみたいで・・・

でも、そういう自然の変化に敏感なのも農家ならではなんでしょうね。

僕達の及ばない感覚をお持ちのようです。

070208_1038~0001

美しく並べられた”斗瓶”です。

18L入りのガラス瓶。

これにいれて熟成される大吟醸は最高級なんですよ。

小さな瓶では熟成が遅い。

かといってタンクで熟成させると温度調整が難しいのと

空気に触れる面積が大きいので劣化する。

なのでこの斗瓶熟成が最適なんですよ。

このあと、出来たての”西山”の原酒を試飲。

うん、納得の出来栄えです。

そのあたりのコメントは入荷してからね。

さて、これから大阪に飛んでシャンパンの試飲会。

ゴージャスな仕事でございます。

その模様はまた明日・・・・。


2007年2月 9日(金)