一途に造ること

 昨日、若い百姓と飲みました。

まだ25歳・・・・(うちのカナイ君と同い年)

本当に若い農家の”西山和人”です。

kazuto

丹波の田舎・・・綾部の専業農家のセガレで

就農3年目のまだまだ若輩・・・・(俺が言うなって)

また、親父さんが頑固一徹・・・やさしいんだけど

ほんと米造りに妥協が一切ない。

そんなセガレが一念発起して思いを込めた米を作りました。

というのも、その頑固親父が体調崩して田んぼに出られないんです。

この和人、いままで”農家いやっす・・・”とか言ってたのに

ほんと変わって、本当に一生懸命田んぼに入りました。

で、素晴らしい米が穂を実らせたんです。

さてさて、それをお酒にするのですが・・・・

伏見の招徳さんに造ってもらいました。

nisiyama

その名もズバリ”西山”

最高に美味い酒に仕上がった・・・とは言いません。

昨日、何軒も居酒屋さんをめぐってお言葉頂戴しました。

まだ雑味があるな・・・などのお言葉いただきました。

(概ね合格点だけは頂戴しましたけど)

そのとおり、まだまだこれからのお酒です。

でも、米しかつくれん百姓と、純米酒しか作れん蔵元と

錦の古酒屋が育てて行こうと思った酒です。

これから、苦労もあると思うけどがんばろう!と杯を重ねた夜でした。

 


2006年6月23日(金)