ご冥福をお祈りいたします。

燗酒献上や、 地酒で漬けた梅酒”鴬梅” でおなじみの

奈良県の銘蔵、梅の宿の前代杜氏 石原鉄男氏が先日

お亡くなりになりました。

梅の宿酒造は、すごく革新的な蔵元でその中核をなされて

いた氏には、ついぞお会いしたことは無かったのですが

その人となりは、お酒を飲めばわかります。

本当にご冥福をお祈りします。

なぜ、今日この話題をアップしたかというと

今日お店にいつもなじみのお客様がいらして、燗酒献上を

わざわざ買っていただいたのですが・・・・。

そのお客様が言うには、夢の中で先代杜氏が微笑んだというのです。

もちろん、そのお客様は石原氏のことを全く知りませんし

亡くなったこともご存知ありません。

石原氏もそのお客様の事を知る由もありません。

お客様が今日、燗酒献上を手にとられたてからお客様が

夢枕のお話をされて、それで石原氏が亡くなった話を

初めてしたのです。

なんという偶然なんでしょうね。

そのお客様は、もともと感受性の強いお方で(決して霊感が強い

というわけではないのです)お酒の事を、本当に大切にしていただいている

お客様で、いつもあのお酒はこうだった、こういう印象を受けたと

丁寧にお話してくださるのです。

そういう、お酒を大切に思う気持ちがお互いに通じたとしか思えません。

そういう状況を創れたことにも感謝しますが、やはりお酒っていうのは

味わいも大切なんですけど、造り手の心が一番大切なんだと

改めて実感したのです。

お米造りにしても、酒造りにしても、その物語をしっかり伝えて行こう!

と、改めて痛感いたしました。

 

 


2006年4月15日(土)