書・・・

落ち着いた気分の時は、なんでも穏やかにうまいこと

運ぶモンですよね。

焦っていたり、強いストレスを感じているときには

何をやっても空回りするような気がします。

そんなときには、落ち着かせようと筆をとったりするのですが

それでも、書には気持ちが現れます。

うちのオリジナルのお酒には、僕が書いたラベルが

あちこちに散りばめられてます。

すべてが巧く書けるわけではないです。

バタバタと忙しい時に、ラベルがなくなって

スタッフに急がされて書いたラベルは、あとで見ても

なんとなく焦りが見えたりする。

巧く書けたときには、売るのがもったいなく思えるときもあります。

今回、愛媛の蔵元が津之喜酒舗のためだけに搾ってくれた

純米吟醸が入ってきました。

それにも、ラベルを手書きさせていただきましたが

落ち着いて書けたので、我ながらいい感じにできました。

よっぽど良く書けたラベルや文字は、あとで真似て書いても

全然ダメなんですよねー。

名前は”酔京”・・・。

その場で思いついてその名前にしたんですが

ひねってもひねっても出てこない時もあります。

今回は、すっと出てきて、書も落ち着いて書けて・・・。

中身のクオリティも大事なんですが、こういうインスピレーションが

バッチリ合ったお酒って、お売りしていて楽しいです。

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2006年3月 7日(火)