もったいない・・・

先日、ある集まりで皆でおつまみやお酒を

持ち寄ったんですが・・・・。

みんな趣向を凝らした逸品を持ち寄ります。

その中で、ビビっと目に止まったのがこちら!

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その名も”大吟上 山田錦”

醸が上になってるのがミソ・・・。

もともと、せんべいの原料は米粉です。

話はちょっと飛んで・・・

津之喜酒舗でも大人気の”ひょうたんから駒”

っていう丹後の地酒があります。

これは、丹後産の最高級 山田錦の等外米・・

いわゆる”くず米”を用いて仕込んだお酒なんですが・・・。

クズ米は、味わいはそのもの山田錦なんですが

ただ、粒が小さいだけなんです。

等外の評価がついた米は二束三文・・・・・。

通常は酒造りには使いません。

ただ、この”ひょうたんから駒”は

せっかくの契約栽培で一生懸命つくってもらったお米・・・

くず米として処理されるのは忍びない・・・

そこで、若手杜氏の練習用として貰い受けて

ためしに仕込んでみたところ、非常に旨い酒が出来た・・

ということで”ひょうたんから駒”の名前がつきました。

当店でも熱烈なファンがいらっしゃいまして、相変わらず

大人気の地酒でございますが・・・・。

さてさて・・話は戻って”煎餅”の話・・。

その、等外米・・・

廃棄処分とはいえ、そのまま焼却したり埋めたりするわけでは

ございません。

ほとんどが”米粉”として煎餅などに利用されるのです。

ただし、そのほとんどがJAによっていろんな種類が混ぜられて

煎餅の業者に払い下げられる(もしくは納品される)のですが・・・。

初めて見ました!!

単一の銘柄で煎餅を作ってるの!

兵庫県産の山田錦をつかって作った煎餅・・・。

美味しかった!!

コンセプトがいいですよね。

なんか輪廻を感じました。

最近、米粉のパンなんかがあるらしいですが

もったいないことせずに、すべて使い切る・・・。

エコ・エコ言う前に、残さず使い切る!

これがエコの第一歩じゃないでしょうか・・。

みなさん、この”山田錦煎餅”

食べてみたいと思います??

食べてみたい!のお声を多く頂いたら

仕入れてみようかなー。


2006年2月27日(月)